リンパ浮腫について リンパ浮腫の治療

弾性着衣の療養費支給①

リンパ浮腫について

弾性着衣はリンパ浮腫治療の中でとても大切なので、必要な方はぜひとも購入していただきたいです

しかし、問題は「価格」ですよね・・・

 

患者さん
患者さん

ちょっと値段が高すぎて買えません・・・

と言われることもあります

しっかりしている生地なので、数千円~数万円するものもあります

また下着と同じ感覚で毎日装着していただくため、どうしても生地が傷んできてしまいます

できれば半年おきに買い替えをするのがいいんですが、ずっととなると悩みますよね

現在、弾性着衣は療養費が支給されるため、上記のような不安は少し和らぐかと思います

今回は療養費支給に関して書いていきます

 

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弾性着衣の療養費支給

2008年より、リンパ浮腫に対しての弾性着衣が保険適用となりました

それにより、購入費用が療養費として支給されることになりました

 

がんの治療自体はもっと前からありましたが、リンパ浮腫に対しての保険適応は最近の話です

リンパ浮腫が「しょうがない」と言われていた時代から「治療する対象」として認識され始めたということです

 

支給の対象

腋窩(わきの下)や骨盤の中の広い範囲で、リンパ節郭清(リンパ節をたくさん取る)をともなう悪性腫瘍の術後に生じるリンパ浮腫に対して支給されます

令和2年より、原発性リンパ浮腫の方も支給の対象となりました

医師の指示にもとづいて購入した時に、「弾性着衣装着指示書」という書類を準備します

 

弾性スリーブや弾性ストッキングなどが装着できないような重度なリンパ浮腫に限り、弾性包帯も支給の対象となります

 

支給対象となる弾性着衣の圧

弾性スリーブや弾性ストッキングはすべての製品が対象となるわけではありません

30mmHg以上の圧の製品が対象となります

クラスで言うとクラスⅡになります

圧迫圧については過去の記事をご参照ください

しかし、30mmHgの着圧はなかなか装着しにくいです

 

高齢で握力が弱い方、化学療法で指先がしびれている方、腱鞘炎の方などは装着できない場合もあります

そのような場合は、医師の判断により特別な指示のもと20mmHg以上の着圧から支給されます

 

支給対象となる弾性着衣の数と回数

療養費支給の際に一度に購入できる弾性着衣は、洗い替えも考えて2着が限度とされています

 

例えば、右乳がんでリンパ浮腫を発症された方がスリーブ+グローブを購入する場合、スリーブ2着とグローブ2着が支給対象となります

卵巣がんでリンパ浮腫を発症された方がパンティストッキングタイプの弾性ストッキングを購入する場合、2着までが支給対象となります

 

前回の購入から6カ月経つと再度申請することができます

 

6カ月ごとに新しい弾性着衣を購入できるのですが、毎回同じ製品を購入される方もいれば、2回目の購入は違うメーカーの製品を購入される方もいらっしゃいます

前回よりも強い圧を選択し、その日の調子に応じて今まで使っていた弾性着衣や新たに購入した弾性着衣を使い分けている方もいらっしゃいます

 

6カ月ごとに申請できる制度をうまく活用しながら、徐々に弾性着衣を使いこなせていければと考えています

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