書籍紹介第3弾です
今回は枡野俊明さんの「心配事の9割は起こらない」を紹介します
私はがっつりのめりこむ真言宗も好きですが、ほんわかした考え方の禅も好きです
この本からは多くのことを学んだので、ちょっとずつ紹介していきます
いつも思うこと
皆さんは不安や悩み、いらだちなどを感じると思いますが、いくらでも勝手に湧いて出てきませんか?
まるで雑草のようにどんどん出てきます(笑)
禅は、それらにとらわれず、雲のように流していく方法を教えてくれます
流していくことで、「大事なもの」が見えてくる
それが「自分らしさ」であり「スピリチュアリティ」なんだろうなと思います
そう考えるきっかけとなったのが禅でした
「いま」を大事にする
皆さんも過去の失敗を悔んだり、今後のことを不安に思ったりすることはありますよね?
禅にはこのような言葉があります
「一息に生きる」
一呼吸するその瞬間を一生懸命に、丁寧に生きなさい
という意味です
また、こんな言葉もあります
「三世に生きる」
三世とは、未来・現在・過去のことで、未来から生まれて現在を生き、過去になった時点でさっきの現在は死んでいく
私たちはその「瞬間の生死」の繰り返しを生きているという意味です
どちらも似たような意味で、大事なのは「いま」をどう生きるか、ということを伝えています
川柳に「欠け椀も もとは吉野の 桜なり」というものがあります
今はみすぼらしい欠けた椀だが、もとは吉野に咲いた見事な桜だったという
過去の栄光が現在の「よりどころ」となっている歌です
過去の栄光を話す人っていますよね
私自身もそうです(笑)
過去にいつまでもこだわっている人は、今の生き方に対する自信のなさを表明しているようなもので、もっと言うと今の自分をないがしろにしていることになります
欠け椀なりの良さを認めていくことが「いま」を生きるということになりますね
過去の失敗を踏まえて「いま」行動を起こすと、それは成功へのプロセスになります
未来のことを考えて「いま」行動を起こすと、それは未来への備えになります
後悔や不安で立ち止まらずに行動することが大事なんだと思います
ちなみに、「立ち止まる」ということもきちんとした行動です
これに関してはまた書きますね
物事を少しでもほんわかととらえられる助けになれればと思います
コメント
今、悩んでいる事そのまま書いて頂きありがとうございます。
また再発の不安に最近、悩まされていました。
先生はスピリチュアルと言う言葉を使っておられますが、そちらの方からも考える事が多々あります。
告知された時あまり泣かなかったので看護婦さんから叱られた事があります。
我慢しないで泣きたい時は泣いていいのよと嬉しい一言でした。
勿論、泣いてそのままではなく泣いた後は前を向いて歩むようにしています。
過去の栄光は私はまず話す事がないと言う事は先生、ご存知かと。
泣きたい時は泣いて良いんですよね?
それは立ち止まると言う事でしょうか?
凄いタイミングでの更新に驚いています。
また保湿3にもダブってしまいましたがコメントさせて頂きました。
お忙しいと思いますが、またの更新、楽しみに心の支えとなる記事なので宜しくお願いします。
コメントありがとうございます。久しぶりの投稿となりました。
告知されたときの反応は人それぞれなので、「こうあるべき」とは思っていません。
私は反応をそのまま受け取っていますが、医療者といっても他人です。その他人の前で感情を出してもらえるのは、
気を許してもらえた気がして、少しうれしい時もあります。そうでない時もあります。
しっかり泣いてもらっていいです。その感情に善悪つけずにかみしめることが大事なんだと思っています。