圧迫療法はリンパ浮腫の治療においてとても重要になるので、ゆっくりと説明していきます
圧迫療法のイメージ
リンパ浮腫は、細胞と細胞の間にある「間質」という場所にタンパク質を多く含んだ水分が溜まっています
イメージしやすくするために、スポンジを想像してみてください
スポンジを水の中に入れると、みるみる水を吸っていきます
スポンジのすき間に水が入っていくためです
次に、スポンジを手で握ったまま水の中に入れてみます
スポンジは水を・・・吸いませんよね?
スポンジのすき間をなくしているからです
このように、圧をかけることですき間をなくすと、水は入ってきません
こんな感じで、皮膚の外側から圧をかけることで、細胞と細胞のすき間(間質)をつぶしています
そうすることで水分が溜まるすき間をなくしています
圧をかければいい・・・というわけでもない
圧をかければかけるほど浮腫は改善するのか、というとそうではありません
血流が止まってしまいますからね
圧迫中にしびれや指先の色が青紫になる場合は圧が高すぎるので、圧迫圧を調整する必要があります
また、圧の高い弾性着衣を装着しようとするとなかなかの力が必要になるため、握力や年齢と相談しながら圧迫圧を決めています
また、圧迫療法には禁忌(やってはいけない状態)もあるため、また詳しく説明していきます
コメント