弾性着衣の療養費支給を申請するためには、3つの書類が必要となります
- 療養費支給申請書(健康保険組合で配布)
- 弾性着衣等装着指示書(医療機関で発行)
- 購入時の領収書
ここでは、弾性着衣等装着指示書の内容について説明しています
リンパ浮腫の患者さんをあまり担当したことがない医療者の方にも、参考になれば幸いです
弾性着衣等装着指示書
書類はこのような内容になっています
「四肢のリンパ浮腫治療のための弾性着衣等に係る療養費の 支給における留意事項について」の一部改正について より引用
詳細は厚生省のHPをご参照くださいhttps://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken13/dl/200327_02.pdf
令和2年より原発性リンパ浮腫も支給の対象となったため、(悪性腫瘍の術後・原発性)と選択できるようになりました
しかし、放射線治療や化学療法後に生じた浮腫に関しては支給の対象となっていません
今後の改訂に期待しています
ちょっと悩むポイント
リンパ浮腫の方を対応するときに悩むのが「手術等年月日」です
当院で手術をされた方はカルテに記載されているので問題はないのですが、なかには数十年前に手術をされた方もいらっしゃいます
また、他の病院で手術をされた場合などは記録がないこともあります
「何年何月頃」と記載しても良いのですが、手術をされた方は手術年月日を覚えていていただけると非常にありがたいです
着圧指示
圧迫圧は30mmHgが基本ですが、30mmHg未満の場合でも医師が特記事項に記載することで申請が可能になります
当院では
- 高齢で握力が低下している
- 化学療法の影響で手指にしびれがある
- 夜間用を購入される
などの方は弱い圧で購入されています
医療関係は書類がたくさんあって大変だなぁと、日々感じています・・・
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