弾性着衣の療養費は全額支給というわけにはいかず、製品によって上限があります
ここでは、実際の例を挙げながら具体的に自己負担額を出していきます
支給対象製品と上限額
弾性着衣は製品によって上限があります
弾性着衣(1着当たり)の場合は
- スリーブ 16000円
- グローブ 15000円
- ストッキング 28000円(片足用は25000円)
弾性包帯(装着に必要な筒状包帯、粘着テープなどを含む1組当たり)
- 腕用 7000円
- 脚用 14000円
となっています
支給されるのは全額ではない
上限金額以内の場合でも、健康保険の自己負担分は支給されません
自己負担が3割の方は、7割が支給の対象となります
上限額を超えた場合は、超えた金額+上限額の3割が自己負担金額となります
具体例で考えてみましょう
例①自己負担分3割の方が、9000円のスリーブを2着購入した
全額支給対象なので、9000円×3割負担=2700円
2着購入するため、2700円×2着=5400円が自己負担金額となります
購入時に9000円×2着=18000円を支払い、療養費支給を申請したあとに
18000円-5400円=12600円が返ってくるということです
例②自己負担額3割の方が、9000円のスリーブと13000円のグローブを2着ずつ購入した
スリーブの負担額は9000円×3割負担=2700円
グローブの負担額は13000円×3割負担=3900円
2着購入するため、(2700円+3900円)×2着=13200円が自己負担金額となります
購入時に(9000円+13000円)×2着=44000円を支払い、療養費支給を申請したあとに
44000円-13200円=30800円が返ってきます
例③自己負担額3割の方が、34000円のパンティストッキングを2着購入した
支給上限額が28000円のため、34000円-28000円=6000円が上限を超えた分となります
28000円×3割負担=8400円
2着購入するため、(6000円+8400円)×2着=28800円が自己負担金額となります
購入時に34000円×2着=68000円を支払い、療養費支給を申請したあとに
68000円-28800円=39200円が返ってきます
支給があっても結構高いですよね
既製品なら上限額を超えることはあまりありませんが、オーダーメイドとなると
上限額を超えてきます
リンパ浮腫発症してすぐの方は、既製品で対応できている場合が多いです
それでも一時的に支払う金額が多すぎて困る場合は、比較的お手頃な価格の
製品を提案しています
金額の相談も遠慮なくしていただいて構いません
可能な範囲でよりベターな方法を一緒に考えていきたいです
1年間の医療にかかる支払額が10万円を超えた場合は「医療費控除」の申請を
忘れずにしてくださいね
コメント
こんにちは、ご無沙汰しております。
リンパ浮腫になられた方には無理かも知れませんが、先日、朝日新聞にてアシラクサポーターと言うのが発売されていましたので試しに頼んで届くのを待っています。
一般医療機器として、ある大学と研究され開発された商品だと電話応対された方に聞きました。
値段も、そんなに高いモノではないので、ご参考までにコメントさせて頂きました。
電話すると大変、混雑していますが、その日の営業時間を少し過ぎて折り返しの連絡がありました。、
テレビでも紹介された事もある商品らしく会社名は楽宝堂さんです。。
コメントありがとうございます。
リンパ浮腫の初期の方はそのタイプでもいいと思います。装着しやすいですし、値段も高くないですしね。
いろんな会社から出していると思うので、いろいろ試しながら自身に合うものを探していければと思います。